アラフィフの私が、今でも歌をやめられない理由

仕事、子育て、家事。

毎日の生活の中で、やらなければならないことはたくさんあります。

朝起きて、家族のことを考え、仕事に行き、帰ってきたら家事をして、子どものことを気にかける。

そんな毎日を過ごしていると、

「音楽をやっている時間なんて、どこにあるんだろう?」

と思うことがあります。

正直に言えば、仕事、子育て、家事をこなしながら音楽に取り組むことは、本当に大変です。

練習したいと思っても、家族の予定がある。

ライブに出たいと思っても、仕事のことが頭をよぎる。

「家族に迷惑をかけたらどうしよう」

「会社に迷惑をかけられない」

そんなプレッシャーを抱えながら、音楽を続けています。

それでも私は、歌をやめられません。

なぜ、そこまでして音楽を続けたいのか。

アラフィフになった今、改めて考えてみました。

子どもがいても「母」ではない自分でいられる

子どもが生まれてから、私はずっと「母」という役割を背負ってきました。

もちろん、それは大切なことです。

でも、母である前に、私は一人の人間であり、一人の女性でもあります。

音楽をしている時間だけは、

「お母さん」でもなく、

「会社員」でもなく、

「家族のために動く人」でもない。

ただの「私」でいられます。

子どもがいても、母ではない自分。

家族がいても、一人の自分。

その時間が、私にとってとても大切なのです。

一人で努力する時間が、生活を豊かにしてくれる

本業以外の時間を作るのは簡単ではありません。

仕事が終わってから練習する。

家事を終わらせてから歌う。

ライブが決まれば、そのための準備も必要になります。

「今日は疲れたから、もういいかな」

と思う日もあります。

それでも、自分で決めたことに向かって、一人で努力する。

歌の練習をしたり、曲を覚えたり、発声をしたり。

誰かに頼まれたわけでもありません。

お給料がもらえるわけでもありません。

それでも、自分のために時間を使う。

この「一人で努力する時間」が、私の生活を豊かにしてくれていると感じます。

忙しい毎日の中に、自分自身のための時間がある。

それだけで、日常の景色が少し変わるのです。

スポットライトを浴びて、拍手をもらえる喜び

そして、音楽を続けているからこそ味わえる特別な瞬間があります。

ライブです。

ステージに立って、スポットライトを浴びる。

客席を見る。

そして歌う。

歌い終わったあとに、お客様から拍手をいただく。

あの瞬間は、何度経験しても嬉しいものです。

普段の生活では、なかなか味わえません。

仕事をしていても、家事をしていても、子育てをしていても、スポットライトを浴びることなんてありません。

でもステージの上では、私はシンガーです。

「今日、この場所に立つために練習してきた」

そう思うと、胸がいっぱいになります。

拍手をいただいた瞬間、

「頑張ってきてよかった」

と心から思えます。

思いっきりオシャレをして、理想の自分になる

もう一つ、私がライブを好きな理由があります。

思いっきりオシャレができること。

普段の生活では、動きやすさや実用性を優先してしまいます。

家事をするにも、仕事をするにも、生活しやすい服が中心です。

でもライブの日は違います。

衣装を選んで、メイクをして、髪を整える。

いつもの自分とは少し違う自分になる。

そしてステージに立った瞬間、

「こういう女性になりたかった」

と思える自分になれる。

年齢を重ねても、思いっきりオシャレをしていい。

「もうアラフィフだから」と諦めなくてもいい。

ステージの上では、年齢や普段の生活をいったん忘れて、理想の自分になり切ることができます。

私は、この時間が大好きです。

「いつもの私」ではない場所に、自分の居場所がある

音楽を続けていると、音楽を通じたコミュニティもできてきます。

そこでは、

「お母さん」

「会社員」

「○○さんの奥さん」

といった、普段の肩書きがありません。

音楽が好き。

歌うことが好き。

ジャズが好き。

そんな共通点でつながることができます。

普段の生活とは違う人たちと出会い、音楽について話し、一緒に演奏する。

そこにいる私は、いつもの肩書きを持った私ではありません。

ただの「私」です。

それが、とても心地いい。

「自分の人生」を忘れないために

子育てをしていると、どうしても自分のことは後回しになります。

家族の予定を優先して、

仕事の責任を果たして、

家事をこなして。

気がついたら、一日が終わっている。

そんな毎日を過ごしていると、

「私は何がしたいんだろう?」

と、自分のことが分からなくなる瞬間があります。

だから私は、音楽を続けたい。

歌うことは、私にとって単なる趣味ではありません。

「私は私の人生を生きている」

と確認するための時間なのかもしれません。

だから、私はまだ歌をやめない

仕事もあります。

家事もあります。

家族もいます。

そして、会社や家族に迷惑をかけたくないという気持ちもあります。

だから、音楽を続けることは決して簡単ではありません。

「今日は練習する時間がない」

「ライブに出るのは難しいかもしれない」

そんなふうに思うこともあります。

それでも、歌をやめるつもりはありません。

ステージに立ったときの喜び。

拍手をいただいたときの嬉しさ。

思いっきりオシャレをして、理想の自分になれる時間。

音楽だけの仲間と過ごす時間。

そして何より、

「母でも、会社員でも、誰かのために頑張る私でもない、自分自身の時間」

を持てること。

それがあるから、私はまた歌いたくなります。

アラフィフになった今だからこそ、思うことがあります。

人生は、誰かのためだけに使うものではない。

家族を大切にしながら、自分の人生も大切にしたい。

だから私は、これからも歌います。

まだまだ上手くなりたい。

もっと素敵なステージに立ちたい。

そしていつか、

「憧れのシンガーになれた」

と思える日まで。

白いモフさんに見守られながら、今日も私は歌の練習をします。

アラフィフの私の音楽人生は、まだ途中です。

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